ModbusリモートI/Oの開発・納入事例 | Obeita
納入済みプロジェクト。完成したハードウェアとソフトウェアは、試験でお客様と合意した要件を満たしました。新規プロジェクトの仕様は別途合意する必要があります。


Obeitaは、無電圧接点入力、リレー出力、RS485通信を備えたModbusリモートI/Oを完成させ、納入しました。顧客要件を契約上のハードウェア・ソフトウェア範囲に落とし込み、設計と実機試験を実施しました。遠隔コマンドとローカル入力連動の両方を含む構成において、各出力の制御権限を定義することが、主な連携上の課題でした。
実装前に制御権限を定義
公開されているI/O構成では、遠隔独立制御とローカル入力・出力連動を分けています。遠隔モードでは、入力の読み出しと出力コマンドが独立しています。ローカルモードでは、IN0–IN4がOUT0–OUT4を制御し、これらのチャンネルの制御権は遠隔コマンド側にはありません。保持接点モードは接点状態に追従し、モーメンタリー接点モードは接点が閉じるたびに状態を切り替えます。
この区別が本プロジェクトの技術的な焦点となりました。接点信号、リレー動作、監視制御システムで、制御の意味を一致させる必要があります。納入するハードウェアとソフトウェアに実装する動作は、合意した要件と契約によって定めました。
現場I/OとModbusマップの対応付け
Obeitaは、合意したリモートI/O機能のハードウェア・ソフトウェア設計を完了しました。公開されているレジスターマップでは、入力に0x0000–0x0007、出力に0x1000–0x1004を割り当てています。設定レジスター0x2000–0x2003には、機器アドレス、ボーレート選択、制御モード、入力モードをそれぞれ格納します。モデル情報は0x6000から始まり、ソフトウェアバージョンは0x6008です。
同様の連携では、マップを、選択したファンクションコード、読み書き権限、明示された0始まりのアドレス規則と合わせて確認する必要があります。遠隔書き込みに応答しない出力を調べる際にも、制御モードが重要です。標準Modbusのユニキャストアドレス範囲は1–247で、アドレス0は対応する場合にブロードキャスト用として予約されています。248–255は、別途文書化された独自モードを意図する場合を除き、通常のスレーブアドレスとして使用すべきではありません。
用途に合ったリレーと筐体の選定
公開されている構成には、DINレール取り付けと7–36 V電源設計が含まれます。リレーの適否は、リレー本体の表示だけでなく、実際の負荷種類と突入電流によって決まります。そのため、新しい設備への導入では、接点の種類、負荷の詳細、制御盤の配線条件を制御モードとともに確認する必要があります。
公開されている技術構成と設定
以下の表は、本事例で公開されている技術構成、設定の方向性、選定上の条件を示します。オプション、ファームウェアに依存する選択肢、拡張の方向性が記載されていても、すべてを納入したことを個別に保証するものではありません。実際の納入内容は、本プロジェクトで合意したハードウェア、ソフトウェア、機能の範囲に基づきます。
| 項目 | 構成 |
|---|---|
| 入力 | 無電圧接点8チャンネル、IN0–IN7 |
| 出力 | リレー5チャンネル、OUT0–OUT4 |
| バス | RS485 / Modbus RTU |
| ボーレートの選択肢 | 9600 / 19200 / 38400 / 57600 / 115200。これより低い速度はファームウェアの確認が必要 |
| 制御モード | 遠隔独立制御 / ローカル連動 |
| 機構設計 | 95 × 90 × 40 mm、35 mm DINレール |
納入結果と試験の範囲
契約で定めたリモートI/Oのハードウェアとソフトウェアを完成させ、納入しました。実機による機能試験で、顧客の要求を満たすことを確認しました。
この機能面の成果は、合意した制御とI/Oの範囲に適用されます。公開されたリレー負荷定格や、すべてのボーレート選択肢および独自アドレスモードの検証実績を示すものではありません。低いボーレートについては、表に記載したファームウェア上の確認条件が引き続き適用されます。
同様のプロジェクトのご相談
接点の種類、リレー負荷、想定するローカル・遠隔制御動作、PLCのレジスター規則をObeitaまでお知らせください。ハードウェアとファームウェアの仕様を確定する前に、制御権限とレジスターアクセスを定義できます。