RK3528 Linuxネットワークゲートウェイの開発・納入事例 | Obeita
納入済みプロジェクト。完成したハードウェアとソフトウェアは、試験でお客様と合意した要件を満たしました。新規プロジェクトの仕様は別途合意する必要があります。

Obeitaは、顧客要件の確認、契約範囲の確定、ハードウェア・ソフトウェア設計、実機試験を経て、RK3528 Linuxネットワークゲートウェイを納入しました。技術的な重点は、物理的なEthernet経路とLinuxネットワーク上の役割を対応させ、無線機能と周辺機器の拡張範囲を合意した用途に合わせて定めることでした。
ネットワーク構成を基板とソフトウェアの範囲へ落とし込む
本プロジェクトは、シリアル変換ではなくIPネットワーク機器の開発を中心としています。公開されている構成は、内蔵100 Mbps Ethernet経路、GMACにRTL8211Fを接続したギガビットポート、PCIeにRTL8111Fを接続したもう1つのギガビットポートを使用します。物理ポートの表示とLinuxのインターフェースマップを一致させる必要があり、コントローラー経路ごとに明確なインターフェース割り当てと管理が必要です。
顧客要件と契約範囲により、納入するネットワーク機能を定義しました。OpenWrtの設定方針ではLANとWANを区別します。VLAN、トラフィック制御、フィルタリング、Sambaファイルサービスは、リソースと設定範囲を合意する必要があるソフトウェア上の選択肢です。
Linux統合と周辺ハードウェアの整合
Obeitaは、合意したゲートウェイ構成のハードウェア・ソフトウェア設計を実施しました。公開されている構成には、AP6275S無線ハードウェアと、USB、OTG、ディスプレイ、オーディオ、ストレージの各インターフェースが含まれます。Wi-Fiのステーション・アクセスポイント動作とBluetooth A2DPシンクは異なるソフトウェア経路を使用するため、無線ハードウェアを搭載していても、すべての役割が1つの納入機能になるわけではありません。
ディスプレイ拡張基板と温度制御ファンは、公開されている構成において、それぞれ独立した開発項目です。同様の機器では、拡張要件が暗黙の検収条件にならないよう、周辺機器の負荷と選定するソフトウェアパッケージを合わせて定義する必要があります。
保守用アクセスを考慮した設計
電源用USB-CとOTG接続が分かれており、Maskrom、Recovery、Resetの操作手段もあるため、この構成では保守時のアクセスに固有の考慮事項があります。筐体設計では、必要な接続・操作箇所を確保し、選定したアンテナとヒートシンクのクリアランスを維持する必要があります。接続方法によってホストPCへ電源が逆流する可能性がある場合は、OTGの5 V周辺機器給電出力を無効にしてください。運用時の認証情報は、開発時の初期設定とは分けて管理する必要があります。
公開されている技術構成と設定
以下の表は、本事例で公開されている技術構成、設定の方向性、選定上の条件を示します。オプション、ファームウェアに依存する選択肢、拡張の方向性が記載されていても、すべてを納入したことを個別に保証するものではありません。実際の納入内容は、本プロジェクトで合意したハードウェア、ソフトウェア、機能の範囲に基づきます。
| 項目 | 構成 |
|---|---|
| SoC | Rockchip RK3528 |
| Ethernet | 100 Mbps × 1 + ギガビット × 2 |
| 無線 | AP6275S、Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.0 |
| USB | USB 2.0 × 4およびOTG |
| メディア / 拡張 | HDMI 2.0、オーディオ、microSD、I2C/UART/SPI |
| 電源 | USB-C 5 V、独立したOTG電源制御 |
納入結果と試験の範囲
契約で定めたRK3528ゲートウェイのハードウェアとソフトウェアを完成させ、納入しました。実機による機能試験で、納入した成果物が顧客の要求を満たすことを確認しました。
この結果は、合意した構成と機能を対象としています。公開された転送ベンチマーク、すべてのEthernetポートがスイッチのように同等に動作すること、任意の無線動作モード・ソフトウェアパッケージ・周辺拡張のすべてを納入したことを示すものではありません。
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ポートの役割を示す図、使用するLinuxまたはOpenWrtのパッケージ要件、無線の動作モード、USB周辺機器の負荷をObeitaまでお知らせください。これらの情報から、同様のネットワークゲートウェイのハードウェア経路、ソフトウェア設定、保守用アクセスを定義します。